●東京藝術大学退任記念展(東京藝術大学美術館)2021年10月28日(木)〜11月7日(日)
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ー現代アートとしての手描友禅染ー

ビビッドな色のコントラストとユーモラスなイメージを凝らした意匠的造形美。
上原利丸の作品は、平面でありながら、奥から前面へと飛び出して来そうな錯覚を覚える。

「この特別な感覚には理由がある」ー月刊美術よりー

はじめに

東京藝術大学で本友禅染の技法を学んだ時、渋筒の先から出る細いもち糊(糸目糊)に可能性を見つけた。初めて私のイメージを表現するための技法に出会えたと感じた。以来40年制作を続けているが、出会った時の新鮮さはまだ失っていない。私は、私の描く鳥や虫や草花に愛情を注ぐように糸目糊をおいている。だからだろうか、私の作品は遠くから見て、近くから見て、違った面白さを味わえるとよく言われる。そう、どんな細かなところにも愛情が詰まっているのだから。

CONCEPT

常にゼロ・スタートの気持ちで新しい表現を目指しています。私の作品はちょっと見た目には現代的でポップといわれますが、よく見るとやっぱり日本的だし伝統的。生きとし生ける自然の万物を、愛情をもって本友禅染の伝統技術で表しています。


ー今を染めるー

日本の伝統技法である本友禅染を駆使し、身の回りに溢れている今を描き出す。
私の目を通して表れる木や花や生き物たち。
古い記憶、新しい気付き。
時にミステリアスに、時にシビアに響き合う。

TOSHIMARU UEHARA | 上原 利丸