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アート活動にSNSを活用する

”SNSとは何か?”、”SNSを活用するには、日頃から何をすれば・・・”
まずはSNSの特徴とそれらの違いを理解することからはじめましょう。

目次

SNSとは・・・

インターネットを介してコミュニケーションをとるスマホ・パソコン用のWebサービスの総称です。Social Networking Serviceの略で、ソーシャル(社会的な)ネットワーキング(繋がり)を提供するサービスを意味します。通常SNSとは、インターネット上で交流を行う会員制サービスのことです。
以前よりブログや電子掲示板でもSNS機能の一部は実現していたのですが、SNSでは特に「情報の発信・共有・拡散」といった機能に重点を置いているのが特徴です。では具体的にどのようなことができるのでしょうか。

SNSで何ができるの?

SNSは、おもに下のような共通の機能で構成されています。

  • プロフィールを会員に公開
    名前・年齢・生年月日・性別・居住地域(都道府県)・出身地・学歴・職歴・趣味や所属団体などの個人情報を取得し、その一部をプロフィールとして公開しています。

  • 日記、写真やムービーなどの公開
    ブログのような長文ではなく、短文で公開する傾向が強く、写真やムービーを加えた報告やそれに対するコメントが公開されています。
    情報の拡散を目的とし、facebookの”いいね!””シェアする”、Twitterの”リツイート”などの機能がこれに相当しています。

  • コメントを付ける(ウォール機能)
    他人の文章や写真に対してコメント(感想)を加えることができます。またfacebookの”いいね!”は使い勝手も良く、ワンクリックで親密性を高め共感を示す機能として、気軽に利用されています。

  • グループでの共同作業(グループ機能)
    最近のSNSでは標準装備として、組織間の打合せは勿論のこと、趣味・スポーツ・地域コミュニケーションの交流に、グループ内での情報共有として利用されています。

  • 個人間でのメッセージ
    メールの代用として使われる。会話のやりとりが一か所に集まり、後で確認しやすくなります。

  • 紹介する
    イベントの作成や友人リクエストで、情報を拡散します。

上記に挙げた項目がSNSの主な共通機能です。次に個々のSNSの特徴とその使い分けを見ていきましょう。

多くの種類があるが、何が違うの?

SNSの種類は?

独自の機能と特徴で次のように大まかに分類できます。

日記系SNSFacebookmixi(ミクシィ)LinkedIn(リンクトイン)Wikipedia(ウィキペディア)
拡散系SNSTwitter(ツイッター)WeiboTumblr(タンブラー)Mastodon(マストドン)pixivArtstationnote
チャット系SNSLINE(ライン)カカオトークViber(バイバー)WhatsApp(ワッツアップ)
写真系SNSInstagram(インスタグラム)Snow(スノー)Pinterest(ピンタレスト)Sumally(サマリー)
動画型SNSYouTubeニコニコ動画TikTok
ライブ配信型SNSZoomウェビナーYouTube LiveFacebook LiveclusterTwitchTwiCasting(ツイキャス)LINE LIVE17LiveSHOWROOM
オンライン会議型SNSGoogle Meet(グーグル ミート)Microsoft Teams(マイクロソフト チーム)Microsoft Skype Meet NowZOOM(ズーム)LINE(ライン)Facebook MessengerCisco Webex MeetingsFaceTime

SNSの種類は?

日記系SNSの代表はFacebookです。アメリカ合衆国カリフォルニア州メンローパークに本社を置くFacebook社は、世界最大のSNSであるとともに、アメリカ合衆国の主要なIT企業でもあり、GAFAのひとつでもあります。他のSNSよりも、高齢層の利用率が日本・海外共に高い。自己紹介(プロフィール)やイベントなどを書き、それに対して”いいね!”や”コメント”などをもらうSNSの標準スタイルです。他のSNSがハンドルネームなどを許可しているのに対して、Facebookは基本的に本名(実名)での登録を義務化し、顔写真を掲載するユーザーも多いことから、ビジネス面でも利用されています。限られた仲間だけでコミュニケ―ション行うグループ機能やビジネスにも活用できるfacebookページなどのサービスも整っています。

GAFAとは、米国の巨大IT企業4社の総称です。
G…Google、A…Apple、F…Facebook、A…Amazon

拡散系SNS

半匿名性で、特に10代の若者に多く使われている。リアルタイムな内容を投稿するのに向いています。拡散系SNSのTwitterは、ツイート(つぶやき)と呼ばれる140文字の短文を投稿することで気軽にコミュニケーションがとれるサービスです。 他人のつぶやきをコピー・転載できるリツイートという機能があり、情報がねずみ算式に広まる(拡散する)特徴を持っている。Weiboは中国最大規模のSNSで、中国版Twitterといわれています。

チャット系SNS

SNSにはWEBサイト上のサービスと各端末のOS上のアプリケーションに分類できます。チャット系SNSは後者のアプリケーションに属しています。
若年層から年配層までの幅広いスマホユーザーが利用しているSNSアプリで、スタンプと呼ばれるユニークな画像を使ったチャット機能(トークと呼ばれる)が特徴.サークルやクラスメイトといった複数人での会話に便利なグループチャット・グループ通話という機能があり、旧来のキャリアメールやSMS(ショートメッセージ)からの置き換えが進んでいます。
LINE(ライン)は、ネイバー株式会社(旧韓国NHN株式会社)傘下の、LINE株式会社(旧NHN Japan株式会社)が開発し提供するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)です。

写真系SNS

写真や動画を中心に投稿できるSNSサービスです。ビジュアル情報をどのように活用するかで、Instagram系とPinterest系に分類できます。Instagramは写真や動画をビジュアルに楽しむSNSなのでオシャレな写真が多く見られ、2017年には「インスタ映え」という流行語も生み出しました。フォロワー数が多く社会に影響力のあるユーザーの中には企業からの依頼で、商品紹介やプロモーションを請け負って報酬を得る”インスタグラマー”と呼ばれる人たちも登場しています。
Pinterestは、ネット上のWebサイトやPinterest上にある画像を自分のボードに集めることができる画像収集サービスです。自分で撮った写真をアップするよりも、インターネット上のWebサイトの写真や他の人がピンした(切り抜いた)写真を集めることが中心になります。画像をクリックすると、画像元のサイトにリンクするように設計されているので、まさにブックマークとしての使い方になります。

動画型SNS

動画共有・配信サービスの代表としてYouTubeが挙げられます。このYouTubeは、検索エンジン大手のGoogleが提供する動画共有サービスで、世界最大の動画投稿SNSです。若年層から高齢者に幅広く利用されています。社会的影響も大きく、動画規制でのトラブルも多く見かけられます。

ライブ配信型SNS

YouTubeなどの動画型SNSにもライブ配信機能があります

オンライン会議型SNS

ライブ配信型SNSと同様の機能を備え、オンライン会議に特化したSNSです。

SNSのまとめ

FacebookやInstagramなど一般的なSNSは、過去の出来事をアップして友人とのコミュニケーションを行います。Twitterでは、「今何してる?」とのつぶやきも多くあり、過去と現在の内容が中心になります。(チャット機能)これらに対しPinterestは、「未来の自分のために利用するメモのようなサービス」となります。
最近世間を騒がせることの多い、中国発の短編動画共有SNSのTikTokは、手軽な写真系SNSのInstagramのような存在です。
5G中継基地の充実、スマホのカメラ・VIDEO機能の高度化により、ますます多くの分野で活用されていくでしょう。

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